自動小銃

 自動小銃(オートマチックライフル)とは

自動小銃とは軍用に開発されたガス圧を利用し半自動または全自動で射撃できるライフルのことを指します。銃は火薬を燃焼させ、そこで発生した高圧のガスによって銃弾を銃身から発射します。その発射に使うガスを銃の作動にも利用したものになります。

前に紹介した小銃とはどちらも一発撃ったら手動で次の弾を込めなければいけませんでした。歩兵の銃としてはそれが一般的でしたが、これを自動化してさらに強力にしたのが自動小銃です。

自動小銃は主に全自動小銃と半自動小銃に分けることができます。

半自動小銃(セミオートマチックライフル)

画像:米軍の使用したM1半自動小銃

引き金を引いた後の次の弾の装填が自動によって行われるタイプの銃です。一度撃ったら次は引き金を引くだけで弾がなくなるまで撃つことができます。

それまでの銃では一発撃った後に右手を動かして次の弾を込めるという操作が必要でしたがこれによって狙いを付けたまま次々と撃つことができるようになりました。代表的な銃としては第2次大戦に登場したM1ガーランド小銃があります。

アメリカ軍はこの銃によってボルト式であった日本軍に対し火力で優勢なり日本軍を苦しめました。

全自動小銃(フルオートマチックライフル)

画像:アメリカ軍の主力ライフル M16

画像:ロシア軍の主力ライフル AK74M

 

AK47の動作アニメーション(ロシア語)

半自動小銃は装填が自動になった銃ですが、全自動小銃では引き金を引いている間ずっと弾が発射される全自動射撃(フルオート射撃)が可能になった銃です。ダダダと連射できる銃ですね。自衛隊を含め世界の軍隊で採用されているタイプの銃です。

この機能によって市街戦などで容易に敵を牽制できるようになりました。この全自動射撃が最大の特徴ではあるのですが、この機能は軍隊ではあまり使わない機能であったりします。全自動射撃が効果的であるのは20mまであたりとされています。それより遠い距離では単発(セミオート)で撃ったほうが敵に当たる確立が高いと言われています。

その理由としては連射すると銃の反動によって2発目以降は狙ったところに飛んでいかない、また多様するとすぐに弾がなくなってしまうというところにあります。ベトナム戦争で米軍が採用したM16小銃にはこの機能が付いていましたが、訓練不足の新兵が恐怖から敵と出会いがしらで撃ちまくってしまい、5分もしないうちに弾を使い果たしてしまうということもありました。

これが最大の特徴であり見た目も派手で効果的に見えますが、敵を倒すという意味では非常に効率が悪く、映画のようにあまり使われることは多くはない機能であったりします。

自動小銃は銃の中でもおそらく最も目にする機会が多い銃です。現在でも最新式の自動小銃がどんどんと開発されています。軍隊では全員がまず取り扱いを覚える基本的な銃です。そのため様々な銃の中でも一番重要と言えるタイプの銃器と言えるでしょう。